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阿佐田哲也のペンネームで麻雀小説を残した作家の色川武大氏は生前、“あること”を毎年やっていた。本人も「気がめいる賭けだ」と記していたが、年初にその年に亡くなる著名人の名前を10人挙げるという賭け。

 それにならってではないが、年初に「その年の10大芸能ニュースを予想する」という趣向をプロダクション関係者と続けている。人の生き死にを除いてとの条件付きで。

 数年前まで必ず入っていたのが「AKB48が解散する」というネタ。最近はない。「AKBグループは終わらないんじゃないの」が当面の見立てになっているからだ。

 総選挙、じゃんけん大会、握手会など年間スケジュールは固定化されている。11日には東京・神田明神で、AKBグループの成人式が行われた。「ファンには周知のイベントなので、近くのファミレスで夜を明かしたというファンが、朝7時半の取材時間には集結していました」(週刊誌カメラマン)

 2012年には前田敦子や高橋みなみ、板野友美、13年には指原莉乃、峯岸みなみ、14年には渡辺麻友、島崎遥香、15年には川栄李奈らが新成人を迎えたが、今年は人数こそ32人と最大とはいえ、エース級のメンバーは不在…。

 新成人も十分に自覚していて、入山杏奈は、自分たちを「遅咲き世代」と位置付け、「今はまだ咲いていないですけど、今後、立派な花になる予定ですので末永く見守ってください」と呼びかけた。報道陣やファンが集まるかという不安もあったそうで、例年通りのにぎわいに胸をなでおろしたという。

 CDの売り上げは好調を持続し、新潟に新たな専用劇場もオープンした。新陳代謝もスムーズで、グループ内の競争原理も働いている。「社会の縮図としてのアイドル集団」(週刊誌担当編集者)の根強い人気は今年も続きそうだが、何があるか分からないのが芸能界。それでもAKBグループは当面盤石、と情報番組デスクが読み解く。

 「サザンオールスターズが解散しないのは、多くのメンバーやスタッフの生活がその売り上げに支えられているから。AKBグループも、その周囲で多くの人が食べているから、採算割れをしない限り解散はない」

 かくしてAKBグループは終わらないと見立てるわけだが、昨今の芸能ニュースを見ながら、「絶対視は禁物」と言い聞かせる新春である。

http://www.zakzak.co.jp/entertainment/ent-news/news/20160116/enn1601161527019-n2.htm